【支給要件照会】専門実践教育訓練給付金を受ける準備①【ハローワークに行かなくても良い!!】

対象講座を受ける前に

申請手続きの詳細はこちらに記載がありますが、要点をかいつまんで解説していきます。 流れとしては
①ジョブカードの作成 
②キャリアコンサルティング 
③諸々の書類の準備 
④窓口で支給要件照会 
になります。 一つ一つ確認していきましょう。

①ジョブカードの作成

ジョブカードとは自分のキャリアを整理するためのものです。 こちらで作成できます。
基本的には職務経歴書や履歴書などと似たような内容になっていますので、転職経験がある人はそのあたりの書類から文書や数字を持ってくれば簡単に記載できます。
 必要なのは 
・職務経歴シート(様式2)
 ・職業能力証明シート(様式3ー1)
 ・職業能力証明シート(様式3ー2)
 ・キャリア・プランシート(様式1-1・1-2)
 の4枚になります。 
先ほどのマイジョブカードのサイトの手順に進んでエクセル形式で出力することができます。 
本来は専門実践教育訓練給付金の受給資格確認以外でも利用可能なはずですが、いまいち用途は不明です。

②訓練前キャリアコンサルティング

 作成したジョブカードを使って、キャリアコンサルタントに訓練前キャリアコンサルティングしてもらいます。 
 目的としては「その人が本当にその講座を受けて意味があるのか?」ということがコンサルタントが確認するためのものだと思います。
 コンサルティングの前にあらかじめ受講する講座を決めておく必要があります。
が、実は確定する必要はなく、例えばE資格に関する講座を受講したいがどの講座を受けるか迷っている、のであれば、コンサルタントにそのことを伝えれば問題ありません。 
 しかし、E資格の講座を受講したいとコンサルタントに伝えたのに、全く別の医療関係の講座を受講したいとなった場合、キャリアコンサルティングを再度受ける必要があります。 
 コンサルタントは自分のキャリアについてと、なぜその講座を受けたいのか、その講座を受けた後どうしたいのか、などを聞いて整理します。 2回ほど受けましたがどちらのコンサルタントも話を引き出すのが上手く楽しかったです。 自分で作成したジョブカードに、対象の講座を受けるに値する人物なのかというコメントを貰います。 キャリアコンサルティングですが、2つの受け方があります。

①ハローワークで受ける(無料)
こちらのサイトで予約することができます。
ハローワーク内のブースで受講できます。ハローワークで受けるという都合上、平日しか無理です。
しかし、受けた直後に書類をすべて用意しておけば、次の手順である受給確認申請も同日に行うことができます。
1週間ほど前までに予約が必要なので私のように予約が苦手な方は早めに日程を確認する必要があります。

②個人に依頼する(有料)
転職したばかりでどうしても有休がとれない!っていう場合だと、平日にハローワークに行くことは厳しいです。
そのような場合は有料でキャリアコンサルティングを受講する必要があります。
こちらのサイトからフリーランス(?)のキャリアコンサルタントに直接依頼することになります。
私の場合、4500円で依頼することができました。しかもzoomでしたので、移動もせずにできました。こちらのせいで、少し「キャリアコンサルタント」の資格も興味が沸いてしまいました。
人によりますが、おそらく向こうも普通の仕事をしているのか、対応可能時間が平日19:30以降と働いている私と同じようなスケジュールでした。
こちらの金額は、講座の受講費用に含めることができ、助成金として70%の金額が返ってきます。
ハローワークにどうしてもいけないという方はこちらがオススメです。
中々、他のサイトを見ても個人に依頼したという記事は見つからないので、何か知りたいことがあればコメントください。

③ハローワークに「支給要件照会」

上で作成したジョブカードと次の書類を持って、手続きを行います。
①教育訓練給付金及び教育訓練支援給付金受給資格確認票(こちら
②ジョブ・カード(訓練前キャリア・コンサルティングでの発行から1年以内のもの)
③身分証
④雇用保険被保険者証(雇用保険受給資格者証でも可・コピーでも可)
⑤写真2枚(最近の写真、正面上半身、縦3.0㎝×横2.5㎝)
⑥払渡希望金融機関の通帳またはキャッシュカード

①についてはハローワークでももらえるので、訓練前キャリアコンサルティングをハローワークで受けた場合はそのままハローワークで支給要件照会を行うことができます。
平日にハローワークいけない!という人はこちらに記載がある通り、e-Gov:電子政府の総合窓口でもできるはずですが、キャリアコンサルタントに「そこでできるんですか?」と心配されてしまいました。
近々、申請したいと思いますので、できましたら記事にしたいと思います。

講座受講開始1か月前までに支給要件照会しないといけない????

 1か月切っていてもいけます。 これは実際にやったことがありますが、1か月切っていても受講開始前であれば申請できます。
 恐らく、申請してから給付金が受けることができるのが確定するまでに2~3週間かかるため、支給申請が却下された時に「やっぱり受けるのやーめた」ということができるようにするためこのような期限をせっていしているのだと思います。
 もしお金が返ってこなくても受講したい!というのであれば、ギリギリでも申請可能なはずです。過去にやったことがあるのですが、私はいけました。
ただし、講座によっては支給要件照会の際に発行される書類の提出が必要なものもありますので注意が必要です。

まとめ

 専門実践教育訓練給付金の対象講座の認定されるには、働きながら受講する社会人に配慮した仕組みが必須になっていました。
 調べる前は、受講手続きが平日昼間しかできないのであれば、「お前は配慮しないんか!!!!」と憤っていましたが、調べるときちんと土日だけでも一通りできそうなことに気が付き安心しました。 ネットを検索すると専門実践教育訓練給付金エアプばかりで、このような記事がなかったので折角なので記事にしてみました。